w.WORKS JOURNAL営業・経理・バックオフィスの実務メディア
顧客管理導入手順

顧客データの重複をなくすには?名寄せ前に決めたいルール

顧客データの重複をなくすには?名寄せ前に決めたいルールの業務イメージ
この記事のポイント

似た社名を一括で統合すると、別の会社を混ぜるおそれがあります。識別子、表記の統一、確認対象、統合履歴を設計し、戻せる状態で名寄せを進めます。

目次 CONTENTS
  1. 判断のポイントと進め方
  2. 比較して確認する
  3. 導入の進め方
  4. この記事の著者

同じ会社と同じ担当者を分けて考える

会社と担当者は別の単位で管理します。同じ会社に複数の担当者がいても重複ではありません。また、部署や拠点を別に管理する必要がある場合もあります。どの単位を1件と数えるかを決めずに社名だけで統合すると、必要な関係まで消えてしまいます。

表記の統一とレコード統合は別作業

全角と半角、前後の空白、株式会社の位置などを検索用に揃える処理と、2件の顧客を1件にまとめる処理を分けます。元の入力値は残し、正規化した値を比較用に使うと、誤った処理を検証しやすくなります。住所やメールアドレスだけで自動確定しない方針も必要です。

確度によって自動処理と人の確認を分ける

社内で付与した一意の顧客IDが一致するもの、名称と所在地が一致するもの、名称だけが似ているものを分けます。後者ほど人による確認を優先します。法人の合併や担当者の異動があるため、過去の取引履歴をどちらに残すかも確認担当が判断します。

統合前のバックアップと履歴を残す

対象件数、統合元ID、統合先ID、判断理由、処理日時を記録します。初回は50件ほどで試し、商談、問い合わせ、配信対象の関連が失われないか確認します。一括更新を行う前に、復元手順が実行できることまで試してください。

COMPARISON

比較して確認する

自社で外せない条件を先に決め、下表に検証結果を書き足してください。

顧客データの重複をなくすには?名寄せ前に決めたいルール:判断軸の整理
一致の条件扱いの例確認事項
社内顧客IDが一致統合候補の優先度を高くする履歴と関連先
名称と所在地が一致担当者が確認拠点を分ける必要
名称だけ似ている自動統合しない別法人・旧社名
担当者メールが一致人物候補として確認異動と共有アドレス

製品の実売価格・仕様ではなく、編集部が作成した検討用の比較例です。

IMPLEMENTATION

導入の進め方

  1. 01
    原本を保存し識別子を決定
  2. 02
    比較用の表記を正規化
  3. 03
    候補を確度別に人が確認
  4. 04
    少量を統合し関連先を検証
この記事を書いた人

佐藤 遥 ↗

営業・顧客管理 担当

営業の進め方と顧客情報の整理をテーマに、選定基準と日常の運用をつなぐ記事を担当。現場で試せる小さな導入手順を大切にしています。デモ用の架空の執筆者です。

編集方針・情報の取り扱い →