顧客管理費用
CRM導入費用はどう見積もる?20名で使う場合の試算と見落としやすい項目

この記事のポイント
月額料金だけで予算を決めず、移行・設定・研修・運用工数を足して比較します。20名・12か月の架空の条件で、初年度の総額と継続費用を分けて試算します。
目次 CONTENTS
比較の単位を初年度と翌年度に分ける
初期設定やデータ整理は一度だけでも、アカウント料金と管理工数は続きます。見積もりでは初年度総額と、導入作業を除いた翌年度の費用を分けます。最低契約数、保存容量、連携機能、サポート範囲がどこまで含まれるかも同じ一覧で確認してください。
20名の架空の試算をつくる
ここでは実在製品の価格ではなく、1名月3,000円、20名、12か月と仮定します。利用料は72万円。初期設定20万円、移行15万円、研修8万円なら、外部支払いの初年度合計は115万円です。月5時間・時間単価3,000円の社内管理工数18万円を足すと、検討用の総額は133万円になります。
費用が増える条件を見積もりに書く
顧客データの重複件数、メールや会計との連携、権限パターンの数、過去データの取り込み範囲で作業は変わります。件数を確かめずに移行費を定額と考えると、追加作業が発生します。候補サービスには、同じデータ件数と同じ連携条件を渡して見積もりを依頼します。
効果は削減時間だけで過大評価しない
1人1日10分の削減を20名・月20日で考えると月約67時間ですが、そのすべてが売上になるわけではありません。実測した削減時間と、再配分する業務を別々に書きます。初月は移行と習熟で負担が増える可能性もあるため、試行期間の工数を予算に残しましょう。
比較して確認する
自社で外せない条件を先に決め、下表に検証結果を書き足してください。
| 項目 | 仮定 | 初年度の試算 |
|---|---|---|
| 利用料 | 3,000円×20名×12か月 | 720,000円 |
| 初期設定 | 一式の仮定 | 200,000円 |
| 移行 | データ整理を含む仮定 | 150,000円 |
| 研修 | 2回分の仮定 | 80,000円 |
| 社内運用 | 5時間×3,000円×12か月 | 180,000円 |
| 合計 | 税・追加作業は含めない | 1,330,000円 |
製品の実売価格・仕様ではなく、編集部が作成した検討用の比較例です。
導入の進め方
- 01人数と期間を揃える
- 02データと連携の範囲を確定する
- 03初年度・翌年度を分けて比較する
- 04試行の実測値で効果を見直す
