顧客管理導入手順
CRMが使われない原因は?入力が続く運用を30日で設計する

この記事のポイント
入力をお願いするだけでは定着しません。会議で使う情報に絞り、入力するタイミングを仕事の流れに組み込み、30日間で改善を繰り返す方法を紹介します。
目次 CONTENTS
未入力の理由を現場で観察する
未入力の担当者を責める前に、実際の商談後の作業を見せてもらいます。項目が多い、スマートフォンでは操作しにくい、同じ内容を日報にも書く、入力しても誰も使わないなど、原因は異なります。1人15分程度の観察を3名で行い、同じ負担があるか確認しましょう。
第1週は会議で使う項目だけを残す
会社、案件、段階、次回行動、期限を出発点にします。担当者や日時を自動入力できるなら手入力を減らします。削除すると他部門へ影響する項目もあるため、いきなり消さず、必須を解除できるかと利用先を確認してください。
第2・3週は入力直後に役立つ場面をつくる
商談後に次回行動を記録し、翌朝はその一覧から仕事を始める流れを試します。週次会議ではCRMを画面共有し、別の集計表を要求しないことが重要です。入力情報が予定確認や引き継ぎに役立つ状態をつくると、更新の意味が伝わります。
第4週は定着と負担の両方で評価する
入力率だけではなく、1案件の更新時間、未設定の次回行動、会議資料を作る時間を比較します。必須項目を埋めるための仮入力が増えていないか、記録内容を抜き取り確認します。追加項目の申請窓口と判断者を決め、再び入力負担が増えるのを防ぎます。
比較して確認する
自社で外せない条件を先に決め、下表に検証結果を書き足してください。
| 期間 | 取り組み | 確認すること |
|---|---|---|
| 第1週 | 項目と二重入力を整理 | 会議で使う項目か |
| 第2週 | 少人数で商談後入力 | 更新時間・迷い |
| 第3週 | 会議と翌朝の業務で利用 | 情報が役立つか |
| 第4週 | 全体へ展開するか判断 | 入力品質と管理負担 |
製品の実売価格・仕様ではなく、編集部が作成した検討用の比較例です。
導入の進め方
- 01現場の作業を観察
- 02必須項目を絞る
- 03会議で同じ画面を使う
- 04負担と記録品質を見直す

