営業導入手順
見込み顧客の引き継ぎを整える。マーケティングと営業の合意事項

この記事のポイント
連絡先を渡すだけでは営業は動けません。引き継ぐ条件、共有情報、初回対応の期限、差し戻し理由を揃え、見込み顧客が部門の間で止まらない運用をつくります。
目次 CONTENTS
引き継ぎの条件を数値だけにしない
資料を何回閲覧したかという行動だけでは、導入意向までは分かりません。課題、検討時期、問い合わせ内容など、人が確認した情報も合わせて営業へ渡します。対象外の業種や既存商談との重複を先に確認することで、営業側の調査のやり直しを減らせます。
最小限の引き継ぎシートをつくる
会社名、担当者、接点のきっかけ、確認できた課題、連絡の希望、現在の担当を1枚にまとめます。情報が不明な箇所は空白にせず「未確認」と記録すると、次に聞くべきことが分かります。推測した予算や役職を確定情報のように書かないことも大切です。
対応期限と受け取れない場合のルールを決める
説明用の例として、問い合わせは翌営業日までに担当を決め、対応できない場合は理由を残します。ただし実際の期限は受付時間と体制に合わせて合意してください。担当不在時の代替先がなければ、期限だけを設定しても取りこぼしはなくなりません。
差し戻し理由を翌月の改善につなげる
「見込みが薄い」で終わらせず、対象外、検討時期が未定、重複、連絡先不備などを分けて記録します。週次では未対応の案件を確認し、月次では差し戻し理由の多い順に情報収集方法を直します。件数の受け渡しより、次の行動が決まった割合を重視します。
比較して確認する
自社で外せない条件を先に決め、下表に検証結果を書き足してください。
| 項目 | 渡す側が記録 | 受ける側が記録 |
|---|---|---|
| 背景 | 接点・確認済みの課題 | 追加で確認した課題 |
| 担当 | 引き継ぎ元 | 対応担当と代替担当 |
| 期限 | 顧客の希望 | 初回連絡予定 |
| 結果 | 引き継ぎ日時 | 商談化・保留・差し戻し理由 |
製品の実売価格・仕様ではなく、編集部が作成した検討用の比較例です。
導入の進め方
- 01合意:引き継ぐ条件と対象外を決める
- 02記録:確認済みと未確認を分ける
- 03実行:担当と初回連絡期限を設定
- 04見直し:差し戻し理由を月次で確認

